最近はコロナなどの影響もあり、Webでのミーティングがより一般的になってきております。
それに伴い様々なタイプのマイクスピーカーが販売されており、どれを使えばいいのかわからない!という方も多いのではないでしょうか。
どれも音を集音するということや、拡声するという点では同様ですが、用途とは異なる使い方をすると、音質が悪かったり、必要以上に高価なものを買ってしまったりというデメリットもございます。
そこで今回はWeb会議用や配信などで使えるマイクスピーカーの種類を解説しますので、ぜマイクスピーカー選定の参考にしてみてください!
スピーカーフォン
スピーカーフォンは最大4名程度の範囲まで集音可能な、少人数用のマイクスピーカーです。
特徴としては、本体を身に着ける必要がなく比較的集音範囲が狭いという点です。
物が小さいので持ち運びも可能です。
ヘッドセットやイヤホンの方が集音範囲は狭くなるので、より外の音を拾いにくくはなるのですが、デメリットとして製品本体を身につけなければなりません。
スピーカーフォンは置いた状態で使用でき、なおかつ比較的狭い集音範囲の製品です。
各社様々な製品が販売されておりますが、カタログスペックは様々ですが基本的にはどの製品も半径1~2m程度の距離までが集音できる範囲と考えて大丈夫かと思います。
”集音範囲”というワードはマイクのスペックでよく出てくるワードですが、この範囲外の音を全く拾わないということではなく、音の明瞭度が少し落ちたり音圧にばらつきが出てしまう距離と認識いただくのがいいかもしれません。
スピーカーフォンが向いている場合:”ヘッドセットなどを身に着けたくない方”、”少人数で一緒に使用したい方”
サウンドバー
サウンドバーは20cmから、大型な製品ですと1mを超えるものまでさまざまありますが、スピーカーとマイクが棒状に一体型になっている製品です。
集音範囲は製品によりますが、小型サイズの製品ですとだいたい3mぐらいまでが集音範囲になりますので、スピーカフォンよりももう少し大人数で使用可能で、最近ではカメラまで一体型になっている製品もあります。
デメリットとしては比較的広いエリアを収音できるので、様々なノイズも録れてしまうということです。
普段は気にならない音でも、オンライン上で再生すると不快な音になってしまうので、その点は気をつけたいですね。
主なノイズになる要素は次の通りです → キーボードのカタカタ音、資料をめくる音、こどもやペットの音、外の音など。
個人で使用する分にはスピーカフォンとさほど変わらないので、サイズや金額、持ち運びの有無などで決めるとよいかもしれません。
会議室やゼミ室など、常設の部屋で使用される場合はスピーカフォンよりも集音範囲が広い分、はっきりした音を集音可能です。
サウンドバーが向いている場合:”部屋に常設する場合”、”カメラ一体型がいい方”、”6~8人程度で使用したい方”
グースネックマイク
グースネックマイクは、よく議場の中継などで議員さんの発言中に映っているタイプのマイクです。
マイクの形状がガチョウ(グース)に似ていることからグースネックと呼ばれています。
こちらの製品の特長は、集音範囲が非常に狭いということです。
口元の声を集音するように設計されておりますので、集音範囲は約20cm程度です。
集音範囲が狭いので、非常に高音質で声を取り込むことが可能です。
また一人一台マイクを用意することが可能ですので、一人ひとりの声をしっかりと集音できるうえ、各自が手元でMuteを操作することが可能です。
各マイクユニットにはスピーカーを搭載している製品もあるので、別途スピーカーを用意しなくてもシステムもできます。
もともと議場などの設備で使用されるケースを想定されているため少し機器構成が少し複雑なうえ、金額も高価になってしまうので、個人で購入されるケースは少ないかもしれません。
ただし最近ではグースネックマイクのシステムを、オーディオインターフェースを経由してPCに取り込んで使用しているケースを見る機会も増えてきました。
役員会議のようにしっかりとした金額よりも音質を重視する場合や、Webを使った配信などを想定さえる場合は検討してみてもいいかもしれません。
グースネックマイクが向いている場合:”音質>金額の場合”、”一人一台マイクを手元に置きたい場合”
ヘッドセット
ヘッドセットはヘッドホンにマイクが付属している製品です。
特徴は集音範囲が最小ということです。
集音範囲が狭いので周囲のノイズも最小限に抑えられます。
マイク付きイヤホンとの違いは、ヘッドホンの方がスピーカー/マイクともに大型のパーツを使用できますので、より高音質を実現しやすいという点です。
ただしパーツが大きければ良いというわけでもないので、高価な製品は実際の音質を店頭なので試せるといいかもしれませんね。
またヘッドセットの方が耳全体を覆うようにつけられるので、聞き疲れはしずらいかもしれませんが、その分重量がありますので肩こりなどの要因になります。
ヘッドセットが向いている場合:”うるさい環境で使用する場合”、”イヤホンでは聞き疲れしてしまう場合”
マイク付きイヤホン
こちらはイヤホンにマイクが付属しているタイプです。
こちらも特徴は集音範囲が非常に狭いので、環境音によるノイズは小さくに抑えられます。
ヘッドセットに比べて若干口とマイクまでの距離ができてしまう製品が多いので、厳密にはヘッドセットの方が集音範囲は狭いのですが、ほとんど同様と考えて大丈夫だと思います。
また、最もコンパクトな形状ですので、持ち運びの際は便利ですね。
最近ではワイヤレスタイプもありますので、よりポータブルになりました。
マイク付きイヤホンが向いている場合:”うるさい環境で使用する場合”、”ヘッドホンでは肩こりしてしまう方”、”持ち運びが必要な方”
まとめ
いかがだったでしょうか。
PC用のマイクスピーカーを使用する場合、集音範囲と何人で使用するか、また製品のサイズなどを中心に検討していくことをお勧めします!
マイクの質が上がれば会議の相手先への印象や、コンテンツの質も上がると思いますので、ぜひご自身にあった製品をおえらびいただければと思います!
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