コンテスト、受験、試合、プレゼン、発表会など、何かに挑戦する際につきものの緊張。
みなさんは本番でベストパフォーマンスを発揮できていますか?
練習では簡単にできることが本番ではうまくできずに落胆した経験をしたことがある方も多いと思います。
私も緊張が原因で悔しい思いをたくさんしてきました。
あまりにの悔しかったので、様々なメンタルトレーニングを試してみて、今では何とか緊張とうまく付き合えていると思います。
せっかく色々調べたので、忘備録を兼ねて本ページでまとめることで、皆さんにもぜひ利用していただきたいと思い作成しました。
今回はなぜ緊張してしまうのかということについてです。
直接的な方法を知りたい方は下記リンクにてご確認ください!
緊張と原因ととらえ方
なぜ人は重要な場面で緊張するのかというと、古くは原始人まで遡ります。
私たちがまだ原始人だったころは、常に他の動物に捕食される危険性がありました。
ずっと安全なところに隠れていられれば良いのですが、食べるものを探したりより良い住処を見つけるためには危険を冒して外の世界に出ていかなくてはいけません。
そのため、もし捕食者に出くわしたときにしっかり逃げられるように、交感神経を優位にして心拍数を高め、いつでも対応できるようになりました。
これが緊張状態です。
ただしくは、緊張しやすい個体の方が結果的に生き残ることが多かったため、その遺伝子が今も続いているということですね。
草むらがカサカサ動いたときに緊張感をもって交感神経を優位にできた個体はすぐに反応して逃げられたかもしれませんが、そんな状態でもリラックスしていた個体は捕食者に反応できず食べられてしまったかもしれません。
つまり適度な緊張状態になることによって、急な出来事にも他所できるよう体が準備してくれているんですね。
ベストパフォーマンスには緊張が必要
よくプロのスポーツ選手なんかがゾーンに入るということがあります。
これは重要な局面で緊張感を最適な状態にすることで、集中力が極限まで高まった状態だといわれています。
また試合後のインタビューなどでは、適度な緊張感をもってプレーすることができましたなどというコメントもよく見られることから、ベストパフォーマンスには適度な緊張が不可欠だということがわかります。
たしかに、重要な試合やプレゼンなどの直前にもかかわらず、家で過ごすときのようにリラックスしていたらあまりいい結果は出ないですようね。
したがって、ベストパフォーマンスに向けて求めるべきは、緊張しない状態ではなく、「適度な緊張状態を保つ」ことです。
もちろん緊張しすぎの状態である過緊張もよくありません。
過緊張の状態とは?
では過緊張の状態は何が原因で起こっているのでしょうか。
まず交感神経が優位ということです。
本来であれば交感神経が優位になることで体が運動できる状態になるのですが、過度に交感神経優に状態だと体がこわばったり、手足が震えたり、冷や汗をかいたりするので体が思うように動かなくなってしまいます。
そしてセロトニンの活動が低下することも原因の一つです。
セロトニンは精神的な安定感をもたらす神経伝達物質なので、低下すると不安になったり頭の回転も悪くなります。
またセロトニンの活動が低くなることでノルアドレナリンが高まります。
ノルアドレナリンは血圧や心拍数を上げるので、必要以上にドキドキしたり頭が真っ白になってしまいます。
メンタル面の問題も原因の一つでしょう。
必要以上に自分をよく見せたいといった願望や、過度に失敗を恐れているなど、過剰にプレッシャーをかけてしまっている可能性があります。
まとめ
要するに、これらの要因を改善すれば自分のコンディションを過緊張から適度な緊張へもっていくことができるということです。
ポイントは以下の四つです
- 交換神経が優位
- セロトニン不足
- ノルアドレナリンが多い
- メンタル的な要因
これらを解決できる方法を下記にまとめましたので、ぜひ参考にしてみてください!
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