※このページでは孵化直前のアヒルの卵を茹でた料理であるポンティアコーンの写真がでてきます。あくまでも料理の一種であり、カンボジアなどの東南アジアの人々にとっては日常食なのですが、見た目が少しエキサイティングなので苦手な方はご注意を。。。
孵化直前のアヒルの卵「ポンティアコーン」を探しに!
海外旅行の醍醐味、それは「異国でしか味わうことができない体験をすること」である。
と、私は思っています。
それは食も同様で、海外に行ったら日本では味わえない現地の料理を食べないと気が済まないのです!
先日突如カンボジアへ観光で行くことが決まり、上記のような思いでエキゾチックな食を探していたところ、
「グロ注意、孵化直前のアヒルの卵料理」というようなウェブサイトが多数ヒットした。
あるじゃないかカンボジアにもエキサイティングなフードが。
せっかく行くなら食うっきゃない!
ということでカンボジアの伝統食「ポンティアコーン」を探しに行くことになりました!
いざ出発!
と、意気込んではいたものの孵化直前の卵ということで、そんなにストロングなお腹をもっていない私としては少しでも安心して食べれるお店に行きたい!
そんな気持ちから現地の人においしいポンティアコーンのお店を教えてもらうことにしました。
泊まっていたホテルから10分ほどトゥクトゥクで行ったところでその店に到着!
ポンティアコーンの召し上がり方
待ちに待ったポンティアコーンがようやく運ばれてきました。
見た目は普通の茹で卵です。
割ったら中から孵化直前の、鳥とも卵とも呼べない物体がっ!
気になるお味は…
う、うまい!
これまでに食べたことが無い味でしたが、鶏肉とゆで卵の中間のようなかんじでした。
そして一番驚いたのがそのままでも味がしっかりついていたこと。
正直半生の鳥をじゅるじゅるっとすするかんじかと思っていましたが、しっかり火が通っており味が付いていたことでおいしい料理になっていました。
塩ゆでなのかな?
食感としては羽や骨のような部分が口に少し残るので、そこだけ気になりましたがおいしく間食しました!
ちなみにポンティアコーンには食べ方があります。
現地の人に教えてもらった食べ方があるので、参考までに載せときますね!
1、卵のとがっている方を下にして卵スタンドにセット
2、セットされた卵の殻の上部をスプーンでたたいてヒビを入れる(卵の殻の上だけ割って殻に入ったまま食べる)
3、卵の殻が中身に落ちないようにどける
4、まずはそのまま食べる!
5、一緒に出てくる塩やライム、野菜などを入れて食べる
なぜこのような料理が??
そもそもなぜこのような料理が食べられるようになったのでしょうか?
帰国後ポンティアコーンについて調べてみました。
そもそも孵化直前のアヒルの卵を食べるという文化はカンボジアだけでなく、フィリピン、中国、ベトナムなどでもあるようです。
とくにフィリピンではパロットという名前でソウルフードとして人気みたいですね。
発祥は中国でそれがフィリピンにもちこまれ、その周辺国であるベトナムやカンボジアにも広がり、今はフィリピンで最もポピュラーなようです。
国によってはアヒルではなく鶏やウズラで同様の料理を食べることもあります。
また、食べられるようになった歴史としては、昔の人は卵が孵化するには相当なエネルギーが必要だということを感覚的にわかっていたようで、そのエネルギーを取り込むためにこのような料理ができたという話があります。(所説あり)
実際にポンティアコーンは栄養価が高く、精力増強としても食されています。
おわりに
いかがだったでしょうか?
文化が違う食材を目にするとついつい気持ち悪がってしまう気持ちもありますが、
よくよく考えてみると西洋人からしたらマグロのかまや目玉なども同様にグロテスクな食材だと思われているかもしれません。
このような文化の違いを体感するためにも、味はおいしいのでぜひ食べてみてください!
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