最適なドラムのセッティングを見つけることは結構難しいですよね。
ドラム上達の上ではだれもが考える問題だと思います。
奇抜で派手なセッティングもオリジナリティがあってカッコいいし、スタンダードなセッティングがやっぱり演奏しやすかったり。
また人によっては、ドラムのセッティングはこうあるべきという理論を持っていこともありますね。
そこで今回はあなたにとって最適なポジションとは何なのかを考えてみたいと思います。
セッティングにこだわるメリット
そもそも、ドラムのセッティングを考えるうえで、なんのために最適なポジションを作る必要があるのでしょうか?
それは、つまるところ、より良い演奏をするためだと私は思っています。
よい演奏とは、自分のポテンシャルをしっかりと発揮できるということです。
それはすなわち、いつもと同じセッティングをするということ。
最適なセッティングをすることによって、演奏のしやすさ、音質、安定したメンタルなど、よりよい演奏をするために必要な要素を高めるkとができます。
逆に言うと、現状の演奏で満足してる場合は、わざわざセッティングについて考える必要はないのではないでしょうか。
そらを加味すると、ドラムセットのポジショニングは以下の要素を考えて構成する必要があります。
- 演奏に必要な機材がすべて配置できる
- 演奏がしやすいかどうか
- セッティングの見た目やパフォーマンスへの影響
- セッティングにかかる時間
これらを踏まえたうえで、ドラムのセッティング方法を見ていきましょう!
必要な機材を把握する
当たり前ですが、ライブで演奏する上で必要な機材のすべてをセッティングに盛り込む必要があります。
ワンタムなのかツータムなのか、クラッシュやスプラッシュなどのシンバルは必要か、ツインペダルなのかシングルペダルなのか、etc…
ゆくゆく導入する予定がある機材があるのであれば、その機材分のスペースは明けておいた方が後々楽になります。
まずは自分の演奏にはどの機材が必要なのかを考え、練習するときもできるだけ同じ機材をそろえるようにできると良いですね。。
また、ライブの時はセッティングにあまり時間をかけられないときが多いので、必要最低限の機材にしておくのが無難です。
機材の場所を決める
使う機材の選定が終わったら、機材の置く場所を決めます。
場所を決める順番ですが、個人的にはまず椅子の場所と高さを決めてから、バスドラ→スネア→ハイハット→タム→ライド→その他シンバルの順がやりやすいかなと思います。
このとき、スタンダードなポジションに惑わされずに、自由に場所を考えてみてほしいです。
今の時代、とりわけ楽器の演奏に何が正解とかは無いですし、それが個性になりますからね。
結局は慣れたセッティングが一番やりやすいと思うので、かっこよっさ、出音の質、演奏しやすさを考慮して納得のできるセッティングを探してみてください。
個人的にはやりやすい演奏をするというのが第一なので、機材の角度や高さなどを最も重視して考えました。
ぶっちゃけ音質なんかは、ライブハウスの機材を使う以上そこまで期待できませんし、アコースティックな環境でなければマイクで集音するので、あくまで他の楽器に干渉しなければOKだと思います。
高さや距離を把握する
完璧なセッティングが見つかったら、あとはこれをいつでも作り出せるようにするだけです。
そのためにはおおよその高さや距離感を把握する必要があります。
私の場合は椅子からセッティングしていくので、椅子の高さは「膝の関節の高さ」と決めています。
椅子の座面をを膝の高さにあわせたら座ってみて、クッションの沈み込みにより前後する高さを微調整していつもの高さになったら椅子は完了です。
このような要領で、ペダルの位置や各シンバルの位置などを決めていきます。
また、セッティングの順番と高さや距離を決めているのは、気持ちを落ち着かせるという意味合いもあります。
スポーツなんかではよくつかわれているルーティーンというやつですね。
セッティングの詳細に意識を向けることで、余計なことを考えずに集中力を高めることができます。
まとめ
良い演奏をするためには、ドラムのセッティングをいつもと同じようにする必要があることに共感いただけたでしょうか。
手順としては、必要機材の把握、場所を決める、それを再現できる指標を決める、という流れが理想だと思います。
私も昔、地元のスタジオで練習しているときは機材の大きさや周囲のモノとの比率でいつもだいたい同じようなセッティングができるのですが、いざライブとなると普段と違う機材、異なる風景の中でセッティングしなければならないので、満億いくセッティングができないということが多々ありました。
性格かもしれませんが、セッティングがいまいちだと演奏中もそればっかり気になってあまりいいライブにならずに悔しい経験もしてきたので、その経験がみなさんのお役に立てれば幸いです。
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