ドラムをやっていて最も困るのが練習する場所ですよね。
ギターやベース、シンセ系など多くの楽器が自宅で練習できるのに対して、ドラムを自宅で練習できる環境がある方は少ないと思います。
そこで今回は自宅でもできるドラム上達につながる方法をご紹介します!
布団ドラム
簡単なフレーズの練習であれば布団や座布団を積み上げた仮想ドラムを作ることをお勧めします。
フレーズがスムーズたたけるようになるのは脳がその体の使い方を覚えて新しい回路ができるからなのですが、大まかな体の動かし方はドラムをたたいても布団をたたいても同じような動作なので十分有効だと思われます。
むしろ本物のドラムに比べ素振りや布団ドラムはたたいた際のリバウンドが無いので、これらの方法でたたけるようになれば本物だと簡単にたたけるようになりますよ!
ただ細かいフレーズや複雑なフレーズなんかはドラムをたたいたリバウンドの力を活用するので、練習パッドを購入して練習した方が良いかもしれません。
イメージトレーニング
最も簡単にできる練習法で、自宅どころかどこにいても練習可能です。
イメトレはプロのスポーツ選手にも取り入れられている練習の一つで、ルーティーンの練習や過緊張防止などに使われています。
ドラムにおいてもイメトレだけでフレーズがたたけるようになるのは難しいので、精神的なコンディションを高める方法として活用しましょう。
スポーツの世界では自分がうまくプレーしているところや、自分がピッチに入るまでの工程などを詳細にイメージすることでメンタルを安定させています。
ドラムの場合はライブを想定してその日の朝からライブが終了するまでの動きや情景を詳細にイメージするといいと思います。
大切なのはネガティブなイメージを想像しないこと。
やってみるとわかるのですが結構ネガティブなイメージが邪魔してきます。
人間の動作とイメージは無意識下で密接にリンクしているので、ネガティブなイメージもそのまま反映されてしまいます。
そのような場合は必ずポジティブなイメージで脳内の内容を更新してください。
ドラムの映像を見る
他人を見て学ぶというのも重要な自宅でできる練習の一つです。
カッコいいドラマーの演奏を見るとテンションが上がりますし、モチベーションアップにもつながります。
様々なドラマーの演奏を見て、体の使い方、機材のセッティング、盛り上がるパフォーマンスなどを研究してみてください!
またそれと同時に自分の演奏動画を見比べると、自分が思ったように動いていないことに気づくはずです。
まだ自分の練習を録画したことがないっていう方はさらなるレベルアップのために練習を録画するのをお勧めします!
スタジオ練習の予習
これは直接的な練習ではではありませんが、スタジオ練習の質を上げるという意味で重要なことです。
事前にできる予習としては曲構成を覚えたり、耳コピを事前に済ませて置いたり、ペダルのセッティングを調整しておいたりなどです。
ただでさえドラムは他のパートに比べ練習時間がとりにくいうえ、これらをスタジオでやろうと思うと実際にドラムに触れる時間が大幅に短くなってしまいます。
また、事前に準備しておくことで、スタジオ代の節約にもなりますね!
メンタルトレーニング
みなさんは本番のライブで自分の実力を最大限発揮できていますか?
ライブでは普段怒らないようなアクシデントや、緊張によって体が思うように動かないなんて経験をしたことがある方も多いかと思います。
少しでも良い演奏をしたいという方はメンタルトレーニングをお勧めします。
科学的根拠のあるメンタルトレーニングは様々な書籍などで紹介されているので、ここでは私が取り組んだことがあるルーティンと座禅について紹介させていただきます!
まず最も効果があったのはルーティンの作成です。
これは本番前に行う作業をできるだけ細かく決めておき、本番前はその作業や手順を守ることに意識することで集中力を高めることがっできます。
実際には練習のときからこの作業を行う必要があるので自宅だけでは官僚しませんが、何をやるかをある程度考えておくとスムーズにできると思います。
私の場合はドラムセッティングの手順と、ステージに上がってからSEが終わるまでにやる作業を決めておいたのが最も効果的だったと思います!
続いては座禅です。
座禅のやり方は、リラックスした状態で呼吸をするだけです。
その際に呼吸に長い時間をかけ、とりわけ吐く時間を長くするように心がけましょう。
吸って吐いてのヒトサイクルを30秒ぐらいではじめて、自分のここちよいサイクルが見つかったらそのペースをキープしてください。
呼吸をしていると様々な意識が湧いてくると思いますが、邪念が湧いてきたことに気づいたらすぐに呼吸へ意識を戻しましょう。
だいたい1日20分を3週間ほど続けると脳に変化が現れるといわれています。
座禅はライブの演奏に限らず、普段のメンタル安定にも貢献するのでぜひやってみてください!
筋トレ
ドラマーの体系もドラムの演奏に影響を与えます。
ただ体系については様々な意見があるようで、何かの雑誌でLuna Seaの真也さんは音圧を出すためにあえて太い体系を維持していると書いてありましたし、Dir en greyのShinyaさんは無駄に筋肉をつけると動くが遅くなるから筋トレはせずにドラムの演奏で自然につく筋肉以外は不要と書いてありました。
どちらも昔のことなので現在はわかりませんが(^^;
個人的には筋トレをしているときの方が音圧が出るしや疲労感も少なくはなると感じました。
ただ普通の筋トレとドラムの演奏時に使用する筋肉は違うようで、重要度的には ドラム筋>普通の筋トレ というかんじですかね!
ただ筋肉が付きすぎて動きが遅くなるといったことは感じなかったので、とりあえず筋トレしてみてあわなかったらやめればいいと思います(筋トレしなければ筋肉はすぐおちますので)。
もしかしたら筋肉が付きやすい方やメチャメチャ追い込めば演奏に支障が出てくるのかもしれません。野球のイチローさんも俊敏な動きをするために無駄な筋肉はつけないそうです。
他の楽器の練習
ギターやベースなど他の楽器を理解することもドラムの上達てつながる要素の一つです。
それぞれの音がどのように重なると心地よいリズムになるのか、どのような構成によって楽曲が成り立っているのかなどを知ることで、たたくニュアンスや演奏イメージなどより凝った演出ができるようになれると良いですね。
また、他の楽器ができると作曲・編曲や、バンドへのアドバイスなどができるので、バンド自体のクオリティ向上にも貢献できます!
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