ベトナムの食文化の一つに犬食文化があります。
本当はベトナムの名物のページに書きたかったのですが、少し残酷な内容も含むのであえてページを分けました。
↓以下少し残酷な内容もあるので注意↓
日常的に食べられている犬料理
ベトナムで犬肉をthịt chó(ティッチョー)と表記し、牛や鶏と同じように日常的に犬の肉が食べられています。
基本的にはほとんどの地域で食べられているようですが、南部のホーチミンでは犬食の文化はあまりないといわれています。
また、犬食は国際的に非難されることも多いため、観光客が集まる街の中心地や観光地などでは表立って売られていないところが多いです(観光客が怖がりますからね^_^;)。
犬の肉は幸運を呼ぶといわれているようで、ベトナムでは縁起が良い食べ物なのですね。
ベトナムの犬肉消費量は増加傾向で年間500万食も消費され、これは中国に次ぐ世界2位の消費量です。
かんじんなお味は!?
先日ベトナムへ行った際、せっかくなので私も犬肉を食べてみました!
メジャーな犬の食べ方として、炒めるタイプと蒸すタイプがあるようなのでその2種類をオーダー。
まずは炒めたタイブ。
日本ではなじみのない香辛料と、生姜のおろしが一緒に炒められています。
一緒についてくる生姜のソースにつけて食べるようですが、個人的に生姜が好きではないのでソースなしで食べました。
肝心の犬肉はコリコリした軟骨のような食感で、マトンのような臭みがありました。
それでいて脂身は少なくあまり旨味がないかんじですかね。
香辛料と塩ぐらいしか味が付いていないので、結構素材の味がわかります。
あまりおいしくはないですが、食べれないというほどではないです。
続いて蒸したタイプ。
こちらのお味は…
「くっさぁぁぁ!!」
口に入れた瞬間、動物園のような香りが鼻を突き抜けました。
さらにコリコリした食感が動物を食べているかんじをより鮮明に演出してくれます。
蒸してあるタイプは生姜で消臭されていないので、獣臭がそのままなのですね。
生姜の偉大さを知りましたw
犬食文化について
犬食文化は主に中華圏の文化でベトナム以外にも、中国、韓国、台湾、シンガポール、インドネシアなど、東南アジアでは結構食べられています。
日本でも江戸時代ぐらいまでは普通に食べられていたようですし、戦時中も食糧不足から犬を食べたという記述が残っています。
しかし国際的にはあまりよく思われておらず、とくに欧米圏からは強い非難を浴びせられることも(アメリカ人って犬好きそうですもんね)
日本でクジラやイルカ漁が非難されるのと同じかな(;一_一)
余談ですが、ベトナムの犬肉はタイからの密輸されたものも多く、年間20万匹はタイからの密輸らしいです。
しかもタイで密輸目的で捕まえられる犬20万匹のうち、98%が飼い犬を誘拐してくるというから驚きです。
犬食自体は文化だから良いとしても、誘拐はNGですね。
もしかしてベトナムで食べた犬も…
終わりに
いかがでしたか?
私が食べた犬料理はおいしいとは言えないものでしたが、韓国とかで食べられる赤犬はおいしいとも聞きます。
抵抗が無ければいかがでしょうか。
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